情報発信をしていると、よく言われることに、

面白いコンテンツを作れ!!
というのがあります。
まあ確かに面白いコンテンツは最後まで見てしまうし、ファンになって他のコンテンツにも触れたくなりますよね。
だからこれを作れる人は情報発信業界では有利なことは間違いないと思います。
でもさ、こういうの聞くと思いません?
「面白いコンテンツって何なんだ?」
「それ教えてくれよ」
って。
僕は少なくとも思いましたよ。

面白いコンテンツが大事なことは分かったけど、作れというだけではなく、作り方教えてほしいよ。」
と。
でもね、改めて考えるとこれって、なかなか情報発信者からしたら、勇気がいることだったりするんですよね。
だって、面白いコンテンツの作り方と書いておきながら、自分のコンテンツが面白くないと思われていたら、ショック無限大ですから…
だから、これを語るとなると、
僕にも度胸が試されるのですが…

とはいえ、世の中には「学説」という便利な言葉があって、
「学説的にこう言われているよ。」と付け足すことで、責任回避ができるわけです笑
なので、今回は学説的に面白いとは何なのか?を語っていきたいなと思っています笑
ただ、学説と呼ばれるものは、素人が語っている説と比較したら明らかに正しい確率が高いです。だって専門家が提唱しているわけですから。
そして、僕自身も情報発信業界をもう10年以上見てきた経歴があります。
だからこそ、一定なりの自分なりの基準があるし、面白いと感じた記事のストックもあるわけなので、そこから導き出した僕の考えも取り入れることができます。(そして実際、取り入れた結果、学説と融合させることができました。)
ということで、少しだけ勇気を持って僕は語っているんだ、ということを理解して頂いた上で(笑)、今回は面白いコンテンツの作り方を少し話せたらなと思います。
結論:面白いの正体は「読者が自分の間違いに気付くこと」
では早速ですが、もう先に結論言っちゃいますね。
面白いコンテンツとは、
読者が自分の間違いに気付くこと
これで「面白い」を作りだすことが可能です。
ちなみに。
この「自分の間違いに気付くこと」というのが学説です。
認知神経科学、霊長類学の専門家の「澤口俊之氏」が紹介していたことです。
詳しくは以下の記事で「笑いの科学」として紹介されているので是非ご覧頂きたいのですが、要するに、
人間は自分が予想したことが外れると「面白い」と感じるみたいなんです。
■例
・意外なオチが来た
・特殊な行動する人がいた
・有名なあの人があんなことをしていた
など。(上記のどれもが、「面白い」のプロフェッショナル、お笑い芸人たちが実践していることですよね。)
笑いの科学の記事
↓
お笑いを科学する「人はなぜ笑うのか」
で、これをただ見ただけだと、きっと以下のような感想をあなたは持ちませんか?

「俺が知りたいのは人を笑わせるコンテンツじゃないんだ。人が最後まで見てしまうor心を引かれてしまうコンテンツが作りたいんだ!」
と。
確かに僕らは芸人ではないので、それはごもっともなのですが、でも、安心してください。
澤口氏が教えてくれた「笑いの科学」は十分応用可能です。
なぜなら、多くの人は映画、漫画、音楽、セミナー、旅行、勉強など、それらで「笑った」わけではないけど面白いと感じたことがきっとあって、まさにその瞬間に「予想の裏切り」が発生している確率が高いからです。
例えば、
- ホラー映画で笑いが起こったわけではないけど、「ここで幽霊はでないだろう」と感じたシーンであえて出てくることで、予想を裏切られたから面白いが生まれたとか。
- 旅行することで、自分が抱えている悩みがちっぽけだと気付かされたり、世界が広いことを知ったり、自然に触れて想像以上の壮大さを認識したことで、予想を超えたから面白いが生まれたとか。
- 勉強は、「自分が知っている世界、こうなるだろうと考える予想」を超えて、新たな予想が生まれたり、世界が広がったり、常識が変わったりするから、面白いが生まれるとか。
これらは、「笑い」が起こっているわけではないのに、面白いと感じているはずです。
そして、これらに共通するのは「自分の間違いに気付くこと=予想の裏切り」が含まれている場面が多いということです。
逆に予想通りだと
- いつ幽霊が襲ってくるか分かるから、面白みがなくなったり。
- 毎日過ごしていた地元は、予想を超えたり、異なったりすることが少ないから、主観的な面白みが減ったり。
- 知っていることは、勉強しなかったり、読み飛ばしてしまったり。
上記の通り、面白くないと感じるはずです。
なので、まとめると、面白いの根幹に「予想の裏切り」があり、それが笑いに変わるか、感動に変わるか、楽しかったに変わるか、常識の変化に変わるかは分からないけど、
面白いを作りたいなら、「予想の裏切り」は意識したい、ということです。
自分のコンテンツを作成する時への活かし方
「面白いの根幹に予想の裏切り」があることは分かって頂けたと思いますが、じゃあ実際、今回のテーマでもある、コンテンツの作成にどう活かして面白くすればいいのでしょうか?
それは、「いかに予想を裏切るコンテンツを作れるか?」を意識すればOKです。つまり、
・1コンテンツ、(最低)1予想裏切り
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を常に意識していけばいい(していくべきだ)ということです。
そのための方法というのは、たくさんあって、とても今回の記事だけでは語りきれませんが、一部を紹介すると、
・「◯◯してみた」などのコンテンツが人気なように、他の情報発信者がしない行動、普通の人ならしない行動をして、コンテンツ化することで、「この人、他と違う!」と大きく予想を裏切ることができます。
・一見関係ない日常でよくある出来事と、コンテンツのテーマを繋げることで、点と点が線で繋がり、「そういうことだったのか!」と全く「予想していない」発見を読者の中に生み出せます。
(ちなみに今回の記事だったら、ホラー映画は笑えないのに面白いことを記事のテーマと結び付けたわけですが、それがまさに例です。)
・「ギブをしなければいけない理由」など、よく業界で言われていて、なんとなく理屈は分かるけど、腑に落ちていない=明確な予想ができない場合は「理由はこれです!」と解決できれば、予想外を与えられます。
などで予想を裏切れます。
上記のような、何かしらの「いい意味」での裏切りを意識していけば、面白いと感じてもらえる確率が高まるのです。
それはサプライズみたいなものです。
一つの記事で、予想していなかった、
- 新しい発見を手に入れたり、
- ひらめきがあったり、
- 常識が広がったり、
そういった予想を裏切ることによって、1mmでも「読んでプラスになったな」と読者に驚きを提供するようにするんです。
サプライズだったら人生で経験したこともあると思うので、それをイメージすると良いです。
つまり、面白いコンテンツをまとめると、
予想を裏切る記事であり、
サプライズがある記事であり、
驚きを提供できる記事のことなのです。
1mmの裏切りでも結構です。
ぜひ意識してみてください。
僕も予想を裏切り続ける記事を目指していきます^^
それでは、今日の本題は以上です。
ちなみに…
ちなみに、今回話した
・1コンテンツ、(最低)1予想裏切り
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ですが、
これは僕が大好きな漫画「ワンピース」の作者である「尾田栄一郎先生」のアイデアを参考にしています。
尾田先生は毎週ワンピースを描く際、以下を意識しているそうです。
大変感銘を受けた言葉ですし、今回の記事のテーマとも関連しているので、紹介しておきます。↓
週刊連載で、毎週何か一つは読者をビックリさせるものを入れようと思っている。読者が次の号を待っている間にこうなるんじゃないかと想像するものよりも凄いものを見せたいと語る[57]。
参考元:Wikipedia「尾田栄一郎」より。
ちなみに…②
ちなみに僕が少し前に書いた「バニラの記事」は、ここ数ヶ月で一番反応があってビビりました笑
きっと、原因の候補は3つくらいあって、僕みたいな真面目で誠実な男^^がああいった話を書くと「バニラの話をしているだと…?!」とビックリしちゃったというのが一つで、
もう一つが、僕はそういう話を普段しないから、読者も真面目で誠実な人が多く、結果として反応してくれたということ。
そして、最後が、そもそもが「皆こういう記事が好き」ということ笑(当然、僕も好きですがw)
以上、3つの考察がありましたが、何にせよ普段と違う予想できない記事が来ると、反応率が上がることはこの記事で実証済みなので、面白いを作るためにぜひ「予想外」を皆で作り上げていきましょう^^